みなさん、こんにちは!
フェムケア専門サロンDearの広報担当です。
『フェムテック』って、2012年頃にドイツで誕生した言葉。あまり聞きなれないと思いますが、実は最近日本でも話題になり使用されている言葉なんです!
フェムテックって何!?そんな疑問を解決するべく、今回わかりやすく説明致しますよ~!
フェムテックとは?
そもそも『フェムテック』とは、何なのでしょうか?
フェムテックとは英語の造語
フェムテック(femtech)は英語の『Female:女性』と『Technology:技術』を組み合わせた造語。
フェムテックは海外では数年前から各国で実施され、女性の社会進出を後押しする製品やサービスを提供し女性特有の問題(生理や更年期障害)を解決することを目的としています。
フェムテックは世界的には欧米で先行しており、多くのフェムテック企業が誕生しました。
欧米の企業における女性の立ち位置は男性と同等ですが、日本では、結婚や妊娠をすると退職することが暗黙の了解のようになっているのがまだまだ、背景として存在します。。
また日本では、育児が落ち着いた後に働こうとしても、時間的な制約もありすぐ就職するのが難しい状況です。
また女性に特有の病気や生理現象も男性と比較して多くあり、悩ましい現状が続いています。
そこでフェムテックが注目され、商品やサービス等に活用されています。
日本では経済産業省が推進
フェムテックの課題の1つとして、日本では世間的にはまだまだ認知が低く、あまり話題になっていないことです。数年前まではほとんど聞いたことはありませんでした。
ようやく、経済産業省が2021年度にフェムテックに力を入れ、女性が働きやすい環境づくりを目指しており補助金の交付を行い公募も実施しています。
2022年度においても『令和4年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」に係る補助事業者(執行団体)の公募について』の公募を行っています。
この経済産業省の目的は、『フェムテックの等の製品やサービスを活用し、女性特有の健康課題解決等により働く女性の能力を最大限発揮し活躍する事』と定義しています。
公募をする条件としては、指定された書類に具体的な提案、業務の実施体制、補助事業の開始や完了予定日、申請者概要、申請者の営む主な事業、財務状況、類似事業実績、補助金見込額を記入して申請をします。
経済産業省 フェムテックを活用した働く女性の就業継続支援 資料
フェムテック製品や関連サービスの展示会
フェムテックを世間に広く情報を認知させる目的で、フェムテック製品を扱う企業の為の展示会も存在しており、東京ビックサイトなどで開催されています。
ちなみに…この展示会『Femtech Tokyo』へわたしも行ってきましたよ!
Dearで使用している、日本初のフェムケア専用美容機も展示されていました。
約700社ほどの企業が参加してフェムテックの製品やサービス等を展示PRをしており、新規参入企業も増加する傾向です。
フェムテックの市場規模
近年注目されているフェムテック!市場規模は?
フェムテック売上は日本では約600億円
経済産業省は国として補助金を助成し、フェムテックに関するビジネスを活発化させるためのセミナーや公募を実施しています。
このため、今後フェムテックに関する事業がさらに増えていく可能性が大きい市場と言えるでしょう。
フェムテックの市場規模は2027年までには世界的に約653億ドルまで成長するのではないかと予想されています。(米国グローバル本社 資料より)https://www.gminsights.com/industry-analysis/femtech-market
日本においては2020年には約597億円を記録し2025年までに約2兆円の規模になると予想されています!(株式会社矢野経済研究所 発表資料より)
フェムテックは政府の後押しもあり、今後成長する分野の1つになるでしょう。
ユニクロやピーチジョン等の大手企業も2021年に市場に参入してきており、今後さらに拡大すると予想されますね。
フェムテックの製品やサービス
具体的にどんなもの?フェムテックの製品やサービスをご紹介します。
フェムテックの女性用製品やサービスは多様
フェムテックは多種多様なので、1つのメーカーで網羅することは難しいです。
各分野で専門メーカーが取り組んでいく形態となります。
女性特有の生理やホルモンの異常分泌のPMSや更年期障害、乳がん、子宮頸がん、妊娠等の男性と比較すると多くの問題があります。また年代によっても対象の障害は多様です。
『生理用品』
例えば生理で言えば生理用品、月経管理ソフトや情報サービス、PMS※の緩和、吸収ショーツなどがあげられます。
※PMS:生理前にいらいらしたり下腹部の痛み、頭痛、めまい等の不快な症状で、月経前症候群と言います。
生理用品等は今までの経験や実績を兼ね備えた企業が有利だと考えられます。
『育児や仕事』
就職に関してだと、女性は育児と仕事を両立させるには多くの負担があり仕事を休職するか退職せざるを得ません。
仕事に復帰するには育児も両立させながらなので、時間的な制約が悩みであると思いますが、その就職支援のシステムも重要なフェムテックです。
そうなると経験や実績のある人材会社がフェムテックに力を入れることができるでしょう。
『病気や検査、妊娠』
医療業界もフェムテックに特化する傾向にあり、実際にその動きも活発化しているようです。
女性特有の病気のリスクも付きまといます。
乳がんの検査はマンモグラフィーという乳がん検査装置がありますが、胸をつぶして検査をするので痛みがあるので敬遠しがちです。
現在ではうつ伏せになるだけで検査ができる装置もあるので、これもフェムテックの1つとなります。
子宮頸がんも、予防接種よりも簡易検査キットで定期的に安価で行えばワクチンの副作用の恐れもなく安心に寄与できると思います。
遺伝子検査も普及していますので、今後どのようなガンになる可能性があるのかも診断できます。
妊娠にも晩婚化が進み高齢出産も増えています。
妊娠は35歳までがぎりぎりと言われており、なかなか妊娠出産までできない方も多くなっています。
不妊治療は高額な金額がネックでしたが、現在では補助金も出ておりフェムテックに該当すると言えるでしょう。
『女性向けのアプリケーションサービス』
女性向けの健康相談に関するアプリケーションソフトやサービスも電話でもありますが、メールやSNSの利用も可能な会社もあり自宅にいながら、オンラインサービスを受けることが出来ます。
【まとめ】フェムテックは女性のイキイキの為のサービスやアイテム
フェムテックは、女性の社会進出を後押しする製品やサービスを提供し女性特有の問題(生理や更年期障害等)を解決することを目的としています。
欧米では日本より先行していますが、国が補助金を出すようになって日本でもようやく広がって来ているフェムテック。
結果的に、フェムテックによる製品やテクノロジーで女性が社会で更に活躍できるシステムが広がれば、人材不足になりつつある日本でも貴重な人材を確保できるチャンスになるでしょう!
企業はビジネス的にも売り上げが拡大できるチャンスでもあります。
大幅な成長が見込まれる分野でもあるので、このフェムテックに力をいれる企業は増加していく傾向です。
女性が持つ悩みも上記のようなフェムテックのサービスやテクノロジーで改善し、欧米のように有能な人材を活用できる環境になれば、企業も日本も社会の活力の1つになるのでは…(^^)
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ちなみに、ブログを発信している当サロン『Dear』は、敏感肌脱毛専門サロン・フェムケア専用サロンです!
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